4月17日に「」を見に行ったばかりですが、藤元明緒監督の長編2作目の「」を見に行ってきました。

海辺の彼女たち

東京では5月1日から上映が開始されたのですが、コロナ緊急事態宣言により、チケットの販売は当日0時から、座席数は50%(48席)ということも重なって毎回すぐに完売。

我が家も0時にチケットの予約サイトにアクセスして無事見ることができました。

 

前作の「僕の帰る場所」は役者さんたちの会話や接し方、生活の風景があまりにも生々しく、ドキュメンタリーを見てる錯覚になりましたが、果たして今回はー。

今回は、暗闇だったり、照明があまりない倉庫(居住空間)、町の色彩など、全体的に視覚から得られる情報をできる限り排除して、役者さんたちの会話や息遣い、生活や仕事の音、町の音など聴覚で感じ取る映画でした。(そういえば、映画で流れた歌は、彼女らが歌う子守唄と、車内で流れるポップスだけだったな)

日本で働くベトナム人技能実習生が主人公であるけれど、現在の外国人技能実習制度の問題点(労働環境の劣悪さや人権侵害)を告発するでもなく、ただそういった事実を背景に彼女たちの苦しみと未来の選択をただ淡々と描く、なかなか考えさせられる映画でした。

特にフォンが小屋に帰って、ヒーターをつけてベッドに入り込むまでのラストシーンは、、、、。

 

海辺の彼女たち
上映後の監督の舞台挨拶

 

パンフにサインをもらうとき「4月17日の映画上映後、募金のお手伝いしてくれたんですよね。ありがとうございます」と監督からお礼がありました。

海辺の彼女たち

我が家のことを覚えてくれていたようです。

 

プロデューサーの渡邉さんと。

海辺の彼女たち

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください