この3月、Y氏にCarl Zeiss JenaのPancolar 50mm f1.8をオーバーホールに出したら思いのほかきれいに蘇ったことから、それ以来、俄然興味が沸いた古いゼブラのデザインのレンズ。
Carl Zeiss Jena以外にどんなのがあるか調べてみると、、、、
A Schacht Ulm Schneider-Kreuznach
Meyer Optik Görlitz Isco-Göttingen
Steinheil München Enna München
おお~っ、今までJenaのM42くらいしかチェックしなかったけど、ゼブラのレンズって結構あるもんだな~。
しかも、このゴツゴツした筐体とゼブラのデザインに目を奪われるのはもとより、Albert Schacht of UlmやSchneider-Kreuznachに至っては絞りに合わせて稼働する被写界深度のインジケーターまでついているし。
さらにはExaktaのレンズについているあの変なボタン、気になる~。
こりゃ面白そうだと、数か月前からebayで良さげなレンズを見つけりゃポチポチしてみました。(いや、過去形ではなく、現在進行形か)
まあ、1950年代後半~70年代ということもあり、手に入れたらその都度オーバーホールのつもりでポチポチしていたのですが、その中で届いたIsco-GöttingenのWestrocolor、お前、ちゃんとモノ確認したの?っていうくらいひどく、
売り主にこの動画を見せながら「こんなにユルユル、ガタガタなんですけど」と文句を言ったところ、「機能は問題ない」と。
はぁ~?何言っちゃってるの?ピントを動かすと絞りの大きさも変わってくるから機能的に問題ありじゃん!
ソッコーでキャンセル、って手もあったけど、興味本位からY氏にこの動画をメールして「修理できそうですか?」と聞いてたところ「必ず直るかどうかわからないけれど、やってみましょう」と。
購入金額とオーバーホール代かけたにも関わらず、結局修理ができなかったら目も当てられないな~と悩みましたが、およそ1か月後、無事にユルユル、ガタガタが直ってレンズもピカピカになって戻ってきました。
あまりオーバーホールにも出ないレンズということもあり、かなり悪戦苦闘したようですが、ちゃんとがたつきが解消されてるじゃん!
シャッターボタンのバネは経年劣化ということもあり、ちゃんと戻ってくれないところは直らなかったけど、デジカメで写真撮るには全く問題なし。
ということで、
今ではゼブラのExaktaレンズも10本を軽く超え、オーバーホールを待っている状態ですが、これらのレンズもきれいになるのが楽しみだな~。
ちなみにExaktaのあのボタンって、シャッターボタンの機能だけかと思ったら、メーカーによってボタンを回すと絞りが動いたり、ボタンを押すタイミングで絞り値に合わせて絞られたり、結構作りが凝っているようです。
というよりこれ系のレンズは、左手でシャッターボタン(と絞り)、右手でピント合わせ(と絞り)で設計されているので、シャッターボタンは右手、ピントと絞りは左手の普通のカメラに至っては操作しづらいこと。
まあ、それも含めてへそ曲がり感がなんともステキ。