なんだか自分が若いころによく聴いていたミュージシャンがどんどん亡くなっていくなー。
ジャズ・ビブラフォン奏者、Dave Pikeが去年、亡くなっていた。
自分がDave Pikeに出会ったのは、1999年のころ。
CD Shopで目にとまったJazzコンピレーションのアルバムを聴いたのがきっかけ。
Supercool
一瞬、間違えたCDを買ったか、中に入っているCDが別物?と思うくらい驚いた。
イントロで奏でられるその音がシタールだったからだ。
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Mathar : Dave Pike Set
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Jazzにシタールって、完全に想像の域を越えていた。
それにしても、このグルーヴ感。かっこよすぎ。今でもダンスフロアで十分通用するのでは?
調べてみると、MatahrはDave Pike Setとして1969年に発売されたアルバム、Noisy Silence – Gentle Noiseに収録されてる曲で、実際にシタールを演奏しているのは、Dave Pike本人ではなく、このアルバムでギターを弾いているVolker Kriegelというギタリスト。
じゃ、Dave Pike本人のパートは?ライナーを見てみると、ヴィブラフォンとタンバリン。
ん?この曲からヴィブラフォンが聞こえてこないから、タンバリンなのかー?
それはそれで、サイケデリック・ジャズとか、ジャズ・ロックと言われるアプローチと、ヴィブラフォンのジャズ、ってなんだか雰囲気あって聴くようになったのですが。
10年ほど前まではちょくちょく来日していたので、ジャズフェスや都内のジャズクラブによく見に行ったっけ。
ステージが始まる前、彼のレコードにサインをお願いすると「このレコードはeBayで売れば500ドルするけど、本当にサイン書いていいの?」とか、「先日、秋葉原でデジカメ買ったから使い方教えてくれ」とか、気さくなジャズマンでした。
You Tubeを探しても、彼の演奏している動画はあまり見つからなかったけど。