Super-Takumar 55mm/f1.8を手に入れて以来、やっぱり気になるトリウムレンズ。
放射能レンズについて詳しく書かれた、camerapediaというWebサイトがあったので早速チェックしてみると、結構いろんなレンズにトリウムが含まれているようで、その中から、前から欲しかったレンズ、Carl Zeiss Jena Pancolar 50mm/f1.8と、Super-Takumar 55mm/f1.8よりも強い放射線を出すらしいSuper-Takumar 50mm/f1.4をを立て続けに2本手に入れてみました。
いろいろネットで情報を調べてみると、すごい人がいるもんだな~。何でそんなに知っているの~?とびっくりするくらい詳しい解説をアップしているサイトを見つけました。
Carl Zeiss Jena Pancolar 50mm/F1.8
解説によると、ゼブラ柄のPancolar 50mm/f1.8は、1965-1970年まで製造し、シリアル番号8552600 (1970年生産)あたりで、トリウムを使わないレンズに設計変更されているようなので、自分が手に入れたレンズ(8640~番台)は、限りなく最後の方のゼブラ柄 Pancolarのようです。
1964年から71年ごろにかけて生産されたレンズで、特徴を列記した表から、自分が手に入れたレンズはⅤ期型。
Super-Takumar 55mm/f1.8と同じく、刻印の字体が変わって、さらにレンズ構成が6群8枚が6群7枚に変わった時にトリウムレンズが採用されたみたいです。
ということでまずは、レンズの黄変のチェック。
右から、Super-Takumar 55mm/f1.8(トリウムレンズ未使用)、Super-Takumar 55mm/f1.8(トリウムレンズ)、Super-Takumar 50mm/f1.4(トリウムレンズ)、Carl Zeiss Jena Pancolar 50mm/f1.8(トリウムレンズ)。
左側になるほど黄色く変色しているのがよーくわかるけど・・・、っちゅーか、Pancolarの50mm、変色しすぎ。
次に 放射線測定
Carl Zeiss Jena Pancolar 50mm/f1.8は5.7μSv/h、Super-Takumar 50mm/f1.4は7.7μSv/hあたり。
Super-Takumar 55mm/f1.8と比べて、約3倍高い数値。
ちゅーか、トリウムの影響でがっつり変色していると言っても、変色の程度と放射線の強さは関係ないのね。
あとは撮り比べ。
トリウムレンズはAWBにより、いい具合に補正される、ってどこかのサイトで読んだけど、まあそのうち試してみよう。