4月~5月にかけては、本国もクソ暑いですが、日本のビルマも熱くなってマス。
Iron Cross Live In Japan
今回の公演は、在日ビルマ人コミュニティの主催で日本語での来日公演の情報が極端に少なかったことから、ホールに集まったのは1000人以上のビルマ人。
対して日本人が50人くらい?もっと少ないかも・・・・。
なので、ホール内を飛び交う言葉はビルマ語ばかりで、まるで本当にヤンゴンのホールにいるかのようでワクワクしてきます。
みんな誰が目当てできてるんだろ?やはりLay Phyuなのかな?
これまでの予習から、「Iron Crossは固定したボーカルのメンバーを持たない演奏家集団であって、Lay PhyuはこのIron Crossーと一緒に公演したりレコーディングしたりする」ということを理解しておりましたが、今回の日本ツアーに参加したアーティストはLay Phyuの他に、
男性3人
Myo Gyi (ミョーヂー)
Ah Nge (アゲー)
Wyne Wine (Y Wine:ワイワイン)
女性2人
Kyo Kyar (ヂョーヂャー)
May Sabei Nyo (メーザベーニョー)
の計6人。
察するに、彼ら(彼女ら)もIron Crossと一緒に公演したりレコーディングした仲間なんでしょうかね。
いずれにせよ、ビルマ人のMCで雰囲気が盛り上がりながら始まりましたっ!Iron Crossのライブ。
もう叶わないと思ったLay Phyuのライブです。
久しぶりの骨太ロックサウンドに、ゾクゾクしてきました~!
6人のボーカリストがそれぞれ、1曲歌っては次の歌い手に交代し、一巡したら次は5~6曲続けて歌って、また1~2曲歌って交代し、という流れのようです。
ま、傾向からして、Lay Phyuに対する声援が一番多く(当たり前か)、次にMyo Gyi、Ah Ngeといった順番ですかね。
Ah Nge(ミャンマーロックの重鎮 ←推測)
ボーカリストが交代するときに、「Lay Phyu!Lay Phyu!」と期待の声が飛び交ってました。
なのでKyo KyarやMay Sabei Nyoに至っては、多少ブーイングらしき声も聞こえたり。
(ビルマ語なんであくまでも推測)
でも、Kyo Kyarのアンニュイな目つきも、May Sabei Nyoのフトモモもなかなかセクシー 💕
May Sabei Nyo(往年の森高千里を思い出しました ←実感)
ボーカルが2巡目にもなると客席も暖まってきて、立って踊りたくなった人は観客のジャマにならないように、客席一番後ろに行って踊ってます。(礼儀正しい~!ちゅーか、座席で踊りにくいから?←違うか?)
公演開始前の和やかな雰囲気とは違って、Tシャツ脱いで振り回しているワカモノも。
結構おとなしいイメージのミャンマー人も騒ぐときは騒ぐんですね。
日本人よりも奥ゆかしい感じがしますが、意外と感情表現豊かだな~。
ちゅーか、日本人って感情表現がヘタクソだな~ってつくづく思いました。←って典型的な一員ですが・・・。(苦笑)
あとは、みんなでサビを合唱したり。
こういう瞬間ってうらやましいな~と思いつつ、置いてけぼりなのでちょっと残念に思いました。
自分も歌詞とメロディ、覚えていたらな・・・・・。
一方、日本のコンサートとだいぶ感覚が違うな~と思うのは、演奏中も出たり入ったり、ウロウロしている在日ビルマ人の多いこと。
特に、女性ボーカルの時はトイレ休憩とかタバコとか?あとは別の席に座っている友人のところに遊びに行くとか。
ま、屋外コンサートのノリって感じ。この自由な感じがいいよね。
さてさて、告知には16時から20時まで4時間となっていたので途中で休憩挟むのかな?と思いきや、止まることなくぶっ続け。
歌い手は順番に休憩できるけど、演奏しっぱなしのIron Cross、伊達じゃありません。
最後の最後までクオリティが落ちることなく、演奏し続ける姿にもうコトバもありません。
スゲーよ、Iron Cross。
アジアにもこんなすごいパフォーマーがいるなんて!
そんな後半もだいぶ過ぎた頃、魅せてくれました、Chit San Maungのギターソロ!
アジア№1ギタリストと言われるテクを惜しげも無く披露~(感涙)
ビルマのギター小僧が、ステージ脇に駆けつけ激写しております。
早弾きや、両手タッピング(ライトハンド)といったメジャーなスーパーテクはもとより、ギターを左に持ち変えて、レフトハンドもどきでライトハンド!さらにはギター2本で同時タッピングまで!!!
もはや神の域です。北区に神が降臨しております!
そんな実況を書いているより、これを見よ。
ナマでChit San Maungのスーパーテクを見れて、俺ってなんて幸せモノなんだーーーー。
そんな余韻に浸りながらも、佳境を迎えます。
終わりの歌(聴いたこと無いけどコンサートの終わりで定番でやっているような曲)をIron Crossのメンバーも歌って公演終了。
アンコールとかもなく、あっさり終了してしまいました。
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終ったときは、あれ?もう4時間経ったの?って感じでしたが、実際長いようで、短いようで。
フツー、こんな長い時間見続けたら結構疲れていそうなのに、まだ元気なのはアドレナリンが回っているから?
思いがけずこれだけ長い時間彼らの音楽の中に浸れたことに感謝し、会場を後にしました。
久しぶりにいいコンサートだったよな~。ちゅーか、今まで行ったコンサートの中では一番じゃないかな?
これまで見たコンサートの感激なんて、霞んでしまうくらい充実した時間を過ごすことができました。
う~ん、また来る機会があるのかな?
また来てくれるといいなぁ・・・。
在日ビルマ人コミュニティの関係者のみなさん、ぜひ!
Chit San Maungの弾き語りでKa Yee A Sone Hti、聴きたいッス。
いや、今度の年末年始またヤンゴンに行くから(今決めた)、ぜひヤンゴンでライブしてくれい~っ!