2月に発生したクーデター以降、ミャンマーへの支援として「僕の帰る場所」が上映されることになったので、雨が降る中、ヨメとポレポレ東中野に行ってきました。
第30回東京国際映画祭のアジアの未来部門で作品賞を含む2冠を獲得した作品だそうです。
これまで、日本国内のミャンマーコミュニティーの動きに全く関心を持ってこなかったので、こういった映画があったことさえ知らなかったのですが、たまたまCDM募金の件でFBでコンタクトした在日ミャンマー人女性(ヤダナさん)のご主人が、この映画を監督した藤元明緒さんということを知ったくらいで。
開場待ちの間に藤元明緒監督を見かけたので、パンフにサインをもらって記念写真。
「僕の帰る場所」、面白かったというか、家族の会話や接し方、生活の風景があまりにも生々しく、ドキュメンタリーを見てる錯覚になりました。
ふと我に返った瞬間に「いやいや、これは物語なんだ」って頭の中で軌道修正するのですが、気が付くとまたまたドキュメンタリーを見てる錯覚になり、、、とすごく引き込まれる映画でした。
特に最後のテット君のぐずり方、どう演技すると映画として効果的なのか判っている感がすごくて、本当に演技なのか?演技だとしたら監督の役者指導スゲー&なんで末恐ろしい子役なんだ、って思いながら見たのですがーーー、
舞台挨拶で、お母さん役のケインさんと実際の家族であることと、「お父さんが二人いると思っていた」という種明かしで、ちょっとホッとしました。
会場を後にすると、入口で奥さまのヤダナさんが募金活動をしていました。
何度かSNSでメッセージのやり取りしていたのですが、今回初めて会うことができました。
映画館で映画を観るのは久しぶりだったのですが、とても有意義な時間を過ごすことができたかな。
藤元監督のベトナム人技能実習生の実態を描いた最新作「海辺の彼女たち」もGWごろに公開されるとのことなので、ぜひ見てみたいと思いました。