本祭り。
この日は原町で500騎近くの騎馬武者行列から始まって、雲雀ヶ原祭場地で甲冑競馬と神旗争奪戦。
公式サイトで紹介されている駐車場の場所もイマイチわからないし、騎馬武者行列は9時半から始まるらしいけど、早めに行っとこ、ということで7時過ぎに出発。
案の定、原町で駐車場探しでチョイと彷徨うハメになりましたが、なんとか無料の駐車場を見つけて、雲雀ヶ原祭場地の方へ。
雲雀ヶ原祭場地近くの騎馬武者行列が行われる通りまで出てみると、既に沿道にたくさんの観客が。
しかも進行方向左側に陣取っていて、右側はパラパラ。
ん?確かに、そっちの方が建物の陰になる確率が高いので、暑さから逃れるにはいいかも?
でも、今日も思ったより晴れてないしなー?
近くでパトロールしている人の話を聞いてみると、「左側に人が多いのは、騎馬武者の左肩から下げている名前が見やすいからだよ。みんな、あー、どこどこの倅だ、とか見てるんだよ」
なるほどー。特に写真に関していえばみんなが陣取っている左側から構えるよりも、右側から撮ったほうが行列の全体(後ろの方)が見やすいかも。
雲雀ヶ原祭場地でにぎやかなあたりをウロウロしてから、あまり人がいない進行方向右側に陣取りました。
それにしても、武者行列を見に来る常連さんたちはさすが。
折り畳みイスや、レジャーシートを持ち込んでるじゃん!
自分も持っているものの車の中。今更取りに帰るのは面倒だ。
しかもこの日は一日曇りのはずなのに、雨がザーッと降ってはやみ、ちょっと晴れたらまた曇る、といった天気。
折り畳み傘も車の中。
あー、折りたたみ傘くらい持ってくれば良かったーーー。
9時半ごろ始まった武者行列は、10時15分ごろ、雲雀ヶ原祭場地前の通りに現れました。
綺麗に隊列を整えて行進していく郷もあれば、
意外と自由だったり(笑)
前がつかえているだけかな?
原町の太田神社(中の郷)を先頭に、小高神社(小高郷・標葉郷)、鹿島の中村神社(宇多郷・北郷)で約500もの騎馬たちの行列はなかなかのもの。
全部が通り過ぎるまで約1時間かかりました。
その間も、雨が降ったりやんだり、せわしなかったー。
さて、この後は祭場地で甲冑競馬と神旗争奪戦。
会場はまだ半分くらいの入り。
どこから撮ろう?ウロウロしていると、七曲りの坂が目についた。
そういえば七曲りの坂だったら、騎馬武者が神旗をもって駆け上がってくるからいいポイントかも。
ただし、急な斜面なので座ることもできないし、というより、雨でドロドロの地面にビニールシートが無いと座ろうにも。
でも、斜面だけあって前も開けているので、ここしかなさそう。
馬場を見ると、ちょうど正面に電柱と電線。神旗争奪戦はムリか(ま、遠いし)
ということで甲冑競馬。
案内放送によると特にゲートが無いので、武者たちがタイミングを合わせてスタートするらしい。
馬場から数十m離れているのに、蹄がドドドドって音が結構響き、もっと近くにいたら結構な迫力なんだろうなー。
甲冑競馬でも落馬があったり、最後の第4コーナーで抜かされたり、結構ドラマがあります。
それにしても動いているものを流して撮るって結構難しい。(SSを上げればなんとかなるけど)
半面、七曲りを駆け上がってくる騎馬の写真はばっちり。
迫力ある競馬の写真は無理にしても、このポジションだったら騎馬武者たちの喜怒哀楽が撮れるゾ!
ちょっとしてやったり。
それにしても、ずーっと1位だった騎馬は除いて、少しでも後方に回った騎馬武者の顔は泥だらけ。
前から跳ね上げる泥くらいでは、物おじしない武者たちはさすが。
そして、神旗争奪戦。
打ち上げられた花火から落ちてくる赤や青、黄色の神旗を武者たちが争奪するのですが
もろに電線の向こう側。
なので、神旗を手に入れることができた武者たちが喜び勇んで本陣へ駆け上がる姿を撮りました。
中には女の子も。
スゲー。よくあの中で神旗を奪ってこれるな。
よほどうれしかったんだろうな~。
七曲りを駆けあがる間、ずーっと神旗を掲げながら「やった~!」と叫んでいた姿に、観客たちからこの日一番の拍手が沸き起こってました。
後でニュースサイトで調べてみると、この女の子は19歳。女性の出場権は19歳までのため、最後の野馬追だったようです。
全部で20枚の神旗争奪戦が終わると、この日のメインイベントは終了。
祭場地でも、雨が降ったりやんだりで、カメラを気にしながらの撮影でした。
さて。まだ2時過ぎ。
この後は小高に戻ります。