25日。クリスマス。
ミャウー は遺跡に囲まれた観光地ではあるけれど、前回も前々回もお寺巡りしているから、午前中は宿でのんびりと。
今日のメインの予定は、2年前に訪れたお坊さんが運営している Panna Ra Mika Monastic School の訪問。
ついでに、学校近くで一昨年撮った写真の人を探しに(第一部)
前回会ったお坊さん(Panna Ra Mikaさん)は、我が家のことを覚えているかな~?
子供たちはだいぶ成長したかな~?
今日はクリスマスなので、日本から買ってきたキャンディーやグミなど(かなりの量)を持ってお昼前に出発~♪
ところが、ダッカンゼイン寺院を通り過ぎ、2年前に校舎があった場所を眺めたものの、あれ~?人影がなさそうなんですけれど・・・。
近くの村に行って、井戸端会議しているおばちゃんたちに2年前のお坊さんの写真を見せると、あっちの方って指さしてくれたので、どうやら移転したみたい。
あっちの方ったって・・・、と戸惑ってると、おばちゃんたちが「子供たちの登校時間だからついていくといいよ」みたいなことを言ってくれたので、子供たちと一緒に学校へ行ってみました。
2年前にちょっと遊びに来た日本人が、2年後に再びフラっと現れる。思いがけない再会にあの時に会ったお坊さん、超喜ぶだろうな~。
と、子供たちの後に続いて丘の上にある学校へ到着すると、
「ケンジ、久しぶりだね。また会えて嬉しいよ」
と、お坊さんが笑顔で出迎えてくれました。
マジ~!?何で自分の名前覚えてんの~?
Panna Ra Mikaさんを喜ばせよう(びっくりさせよう)と思っていたのに、開口一番、自分の名前が呼ばれたことに自分が超感動だったりして。
それにしてもよく自分の名前覚えていたなー。
竹の柱とビニールシートの屋根、ダンボールの床でできた簡素な教室に招かれ、現在の学校の様子を伺いました。
今はだいたい百数十名の子供たちが通っていること。
先生役はお坊さん数名が受け持っているけど、アシスタントとして女性スタッフも数名一緒に働くようになったこと。
校舎は相変わらずだけど、ノートやペン、子供たちの机などは一般の寄付で賄われているようだし、UNICEFのマークが入っているカバンを持っている子供たちを見かけるので、だいぶ周囲のサポートも増えてきているようです。
子供たちは異国から来たツーリストに興味津々。
パッと見た感じ、見覚えのある子供たちもちらほら。
授業が始まったので、学校の隣にあるお寺にお参りしたあと、お坊さんに学校の場所が変わったことを尋ねてみると、「雨季になると、洪水で学校が水浸しになるから高台に引っ越したんだよ」って。
ついでに、「寄付してくれたお金は学校の移設の時に使わせてもらったよ。ほら、ここにケンジって書いてあるんだ」と、移設後の開校セレモニーの時に撮った寄付者リストの写真を見せてくれました。
ミャンマー語なので自分は読めなかったけど、彼は、2年前に寄付したお金を学校の運営資金として使ってくれていたようです。
また、現在の学校も仮の校舎で、「今の教室は雨が降ると子供たちがビショビショに濡れてしまうから、今年の雨季までにレンガ造りの校舎を建てるプランがあるんだ」と、建設予定のエリアを指さしながら教えてくれました。
確かに壁がなくダンボールが床じゃ、雨の時は子供たちが大変だろうな~。
まあ、我が家もできる範囲でお手伝いしなくちゃね。
またまた教室に案内され、お坊さんが「何か子供たちに」というので、ヨメがミャンマー語で簡単な自己紹介をしたあと、簡単な日本語授業を開催~♪
ま、子供たちが日本語を覚えたとは思えないけれど、これからたくさんの外人ツーリストがこの村にやってくるだろうし、世の中には、いろんな国と言葉があることを理解してもらえれば。
ヨメの後をついでお坊さんの授業が始まったので、我が家は勉強に励む子供たちの写真をパチパチと。
真面目に授業を受けている子供もいれば、カメラを構える外国人が気になって、授業に集中できない子も(笑)
授業の合間には、2年前に撮った写真を見せてあげたりしました。
ちなみに、2年前に撮ったお気に入りの女の子、まだ学校にいるかな?
いたいた(笑)。ちょっとお姉さんになったかな?
さて、また授業が始まったし、時間も時間だし・・・、一昨年撮った写真の人を探しに(第一部)に行こうか?
思いがけずお坊さんは自分の名前も覚えていてくれたし、子供たちの笑顔が相変わらずで嬉しかったし、本当にミャウーに来てよかったなーって実感しました。
これまで我が家の旅と言えば、いろんな場所を巡って、いろんな人に出会って、というスタイルだったけど、ミャンマーを旅するようになって、1つの場所に定期的に出かけて、現地の人と親交を深める、というスタイルが大好きになりました。ひとえにミャンマーの人々の暖かさがそうさせるのだろうけど、充実感がハンパない!
自分がサンタ役で子供たちにプレゼントを持ってきたつもりだったけど、自分も何か得難いものをもらった気分。
帰り際、日本から持ってきたキャンディやグミ、お坊さんから「直接子供たちに渡してみる?」と聞かれたけど、「収拾つかなくなりそうなのでお坊さんから渡して」とお願いして帰ってきました。
でもまた明日も行くよ!