この日は、久しぶりに陸の観光(と行っても、陸に着くまで片道船で1時間)でした。
ニャウンシュエ の町から車で1時間、タウンジーの Golden Island Cottage のオフィスで Kakku の入域手続を済ませると、そこにはパオ族の民族衣装をまとったかわいいガイドさんが。
車の助手席にちょこんと座って、「名前は太陽のサン(Sun)と呼んでくださいね」
Kakkuのイントロダクションとかパオ族の話とかを聞きながら、Kakkuへ向かいました。
途中で「私のこと、いくつに見えます?」って聞かれたので、英語がかなり流暢かつ、外国人ツーリストに動じない程度の経験があるとみて、大学生で20歳くらいでしょ、と話すと、
「17歳です。大学1年目で英語を専攻しています」とのこと。
ヒョエェェェェ~!ついこの前まで高校生ってこと?
「ABBAのDancing Queenって曲知ってます?私、歌ったり踊ったりするのが好きなんです!今度Dancing Queenの曲を聴いたら、私のことを思い出してくださいね」
いやはや、自分が大学1年の時と比べてこの利発さは何?
しかもミャンマーの片田舎で。
タウンジーから1時間半後、Kakkuに到着。
「teenagerだから、お肌を焼きたくないの。わかるでしょ?」と言って黄色い日傘をさしながらガイドをしてくれました。
伝統的なパオ族の衣装をまとったレリーフを説明するにあたって、「パオ族の男性はこうやってターバンを巻くんです、あれ?でもちょっと違うかな?」って、巻いてくれましたが、ターバンを取った彼女の顔立ちは本当、あどけない17歳の顔立ちでした。
立ち振る舞いもがかわいいガイドさんだから、他の観光客からも写真を撮らせて、とお願いされること度々。
タウンジーへの帰り道はパオ族の村やサッカーの試合を見学しながら(あまり時間がなかったけど)帰ってきましたが、Kakkuでランチを一緒に食べてるときに、自分が宿で気になった曲をスタッフに歌手(L Seng Zi:アサイジン)と曲名(Moe yar thi htae:モヤディ)を書きとめてもらった紙を見せたら、「私もこの曲好きなの。後で歌ってあげるね」と車の中で歌ってくれました。
ペットボトルをマイクに熱唱中。
「今のが1番、次2番ね」とフルコーラスで歌ってくれるあたりがまた、かわいらしかったり。本当に歌うのが好きなのね。
こちらもミャンマー人の人気歌手、Wyine Wyineがカバーして、ミャンマーでヒットした長淵剛の「乾杯」を日本語で歌ってあげました(笑)
夕方、タウンジーで「オトーサン、オカーサン、アイシテマス」ってカタコト日本語でお別れの挨拶してくれましたが、う~ん・・・・、音楽の話とか、学生生活の話とか、彼女と比較的同じ高さの目線で会話していたつもりなのに、まあ、彼女の年から考えると、本当の両親は我が家と同じ年代なんだよな~。
もうそんな年なんだよな~ってちょっとフクザツな気分でしたが、彼女の将来が本当、楽しみです。
そのうち彼女がどんな風に成長しているか会いに来たいな、と思いました。