その時代時代で音の方向性や詩の世界観が変わっているけれど、それでも学生時代からブレずに愛してやまない鈴木祥子。
代官山で行われたデビュー30周年記念ライブ『1988→2018/30years,/…AND THEN?』に行ってきました。
この日の都内の気温は35度とか。まあ、暑いのなんの。
会場には自分よりも年代が上のお客さんが中心。(先月見たJoy-popsもみんなオジサン、オバサンだった笑)
そもそも、30年間(自分的には28年くらい?)変わらずに好きでい続けられるのはなぜなんだろう?
これまでもその時々で「お~、かっこいい、凄い!」といった音楽に出会ってきたけど、考えてみると、そのほとんどは通り過ぎてしまったり、解散して「その後」を聞くチャンスが無かったり。
(もちろん、その当時のアルバムを聴いて、「こんな感じだったなぁ」というのはあるけれど)
考えられる点とすれば、彼女の生きざまを、アルバムを通じて感じられるから、ということかも。
例えば、北の国からの黒板純のように、葛藤しながら成長してく姿に感情移入しているのにも似ているかも。
そんな、鈴木祥子の姿や感情がそれぞれの時代においてアルバムに込められているはずだけど、いまいちわからないのは、、、先夫、菅原弘明さんがギターで参加していること。
既に離婚して20年くらい?お互いに感情的には整理できているってことなのかなー?
それとも、プロデューサーとミュージシャンの役割に徹するために別れたのかなー?
そのあたりの事情を知らない多くのファンは、今回の二人をどう見ているの?
それとも、そのことを消化できていないのは自分だけ?
もっと深く知りたいと思うのがファンの心なのか、そこは考えないふりをするのがオトナの礼儀正しいファンの姿なのか、自分的にはモヤモヤした部分ではあったけど。
ま、そんなモヤモヤにしても、彼女の歌声の前では何の意味もないんだけどねー。
M2からM10 までテッパンすぎ!
ステイションワゴンからの、、、恋人たちの月!おおおーっ、鳥肌ゾクゾク。
イケナイコトカイのソロも良かったし、完全な愛、依存と支配。あー、もう悶絶。
洋楽カバーはJourneyのAny Way You Want It。MCでスティーブペリーのくだりがあったから、すぐにOpen ArmsかDon’t Stop Believin(ちょっと鈴木祥子向きではない?)を思い浮かべたけど、そう来たか~!って感じ。
後半は「初期のころが良かった」ファン向け?
個人的にはあと、Sweet, Sweet Babyや、忘却、帰郷、水の中の月とか聴きたかったなぁ。。。
いずれにせよ、鈴木祥子の声にメロメロな2時間半でした(ほとんど見えなかったし笑)
先行発売されたSYOKO SUZUKI THE COMPLETE WARNER RECORDINGS 1998→2000。
もちろん、お買い上げ―。
今回はライブ・レコーディングということで、もしかしたら、このライブも後日CDかDVDでリリースされるかも。
リリースされたらいいなぁ。
それにしても、今回のキーボード、Dr.Kyonもそうだけど、玉城宏志や井上富雄など、自分が学生の時にハマっていたミュージシャンと鈴木祥子が後々関わっていくって、想像してなかったよ。