さてさて、5年ぶりのダッカ。
5年前と決定的に異なるのは、前回はイード(ラマダン開けの休日)でダッカに住む人々が一斉に故郷に帰っており、ダッカがスカスカだったということ。
今回の滞在期間は普通の日なので、本当のダッカを経験できる、ということ。
良く言われるカオスってどんな感じなんだろうー?
それはほどなくしてやってきました。
ダッカまでの飛行機は、ナショナルフラッグキャリア、ビーマン バングラデシュ航空。
ビーマンのチェックインカウンターは、故郷に帰るバングラデシュ人と彼らの荷物でごった返しており、荷物の追加料金で揉めているのだろうか、たった数組のチェックインで30分とか待つ始末。
搭乗ゲートでは、座席の後ろから搭乗案内しているのに、座席関係なく我先に乗り込もうとしているバングラデシュ人で、まるで非常口に殺到する人々のよう。
う~ん、いかにも。。。。
ようやく機内に乗り込むと、予想通り、かすかにカレーの香りがするし、おまけに座席、超狭っ!
前の人が座席を倒すと前にかがめなくなる(足元の荷物が手に届かなくなる)じゃん。
そういえば昔、エジプトエアーやパキスタン航空でもこんな感じだったような。。。
いきなりスワンナプームからバングラ的風景を目の当たりにするとは思わなかったよ。。。
3時間後、無事にダッカに到着。
入国審査で「訪問先の電話番号を書け」といわれて多少慌てたけど、無事に入国。
&荷物もチェックされず、無事に税関を通過。(プレゼント含む3台のカメラを持っていたので、見つかったらちょっと面倒なことになりそうだった)
そして両替。
出発前に部屋から見つけた1,500タカ程度の余りも持ってきたけど、1,500タカっていくらくらい?
空港内の銀行で1万2千円を両替したら8,400タカ。(100ドルは7,800タカ)
円安になりつつあるけれど、1,500タカは2,000円ちょっと、という感じなのね。
外に出る準備が整ったので、いざ、混沌のダッカへ!
まずは空港でタクシーを探すも、空港からAbedinの家(ダッカ旧市街)まではタクシーの言い値で1,500タカ。
(5年前はダッカ大学近辺までタクシーで300タカだったよ!)
CNG(オートリクシャ)はいい値で800タカ。渋滞がひどいダッカでは車より小回り効くだろうからCNGの方が有利かも。
と乗ってみたものの、右も左も前もすべて金網。
鬱陶しいっちゅーか、なんだか気分悪いなぁー。
まあ、防犯って意味もあるんだろうけど。
走りだしてから程なく、前だけでなく、なぜ横も金網だか理解しました。
車もバスもリクシャもCNGも手押しの荷車も、グダグダに入り混じって、前の車が数十センチ前の車が進めば、ピッタリ前にくっついて進み、スキあれば強引に横はいりし、車線も信号機も交差点で誘導している警察官の指示も全くお構いなし。
これが世に言うダッカの渋滞か。。。
よく見れば、どの車もCNGもリクシャもみんな傷だらけ。たぶん渋滞中に他の車とぶつかって(こすられて)出来たであろうものばかりなのかも。
油断してCNGから手や顔を出そうものなら、まず間違いなく怪我するんだろーな。&そのための金網か。
はぁー、ダッカのカオスを象徴するような風景というか、こんなでいいのか、バングラデシュ。
最初は渋滞のおかげでカラフルなリクシャ・アートを楽しむ余裕があったけど、いい加減、進まない&いつ到着するかわからない展開にどっと疲れが・・・。
結局、Abedinの家まで3時間。
バンコクからダッカまでかかった時間と一緒。
住所の細かい場所までは把握してなかったので、近辺に到着したら手当り次第、街の人やお店で昔の写真を見せてどこに住んでいるか尋ねればいいだろうと思っていたけど、もうぐったり。
幸いに、心配して外で待っていたAbedinがCNGに乗っている我が家を見つけ、ようやく今日の目的地に到着することができたけど・・・、これじゃ、思い通り、予定通りってことは、このダッカでは難しそうなことを実感した1日でした。
疲れた。。。