さて、今日から20年ぶりのアンコールワット観光です。
28日まで実質4日間あるので、あらかじめどこを回るかを計画&これらの足を現地でいちいち調整・交渉するのは面倒なので、日本を出る前に手配しました。
1日、2日目:大回り小回りルート。
3日目:バンテアイ・スレイ、クバルスピアンと、まだ行ったことがないベンメリア。
4日目:現在、カンボジア側からしか入れないプレアヴィヒア(タイ名:カオ・プラ・ウィハーン)とまだ行ったことがないコーケー遺跡。帰りはシェムリアップ空港で降ろしてもらい、バンコクへ。
※シェムリアップの空港は町から40kmくらい離れた場所にこの10月に移転、開港したばかり。タクシーで1時間、30ドルといった感じらしい。シェムリアップから行くと余計なタクシー代が発生するけど、プレアヴィヒアからの帰りに寄ってもらえばチャーター料金の中で面倒みてくれるかな、と。
足回りの手配は、カンボジア人のドライバーが日本語でTukTukや車の手配をアレンジしているサイトから頼みました。4日間で363ドル。
ということで、朝5時、ドライバーが迎えに来て宿を出発。
ドライバーの名前はSopheapさん。
これから4日間、全部彼が連れて行ってくれるそうです。
(ドライバーとのコミュニケーションも含め、そうしてくれたほうがありがたい)
アンコールパスはあらかじめ7日間を購入済。
チェックポイントではパスに印刷されているQRコードを読み込み、顔写真と照合する仕組みになっていました。(もうこういう時代なのね)
早速アンコールワットに向かうも、TukTukが止まったのはお掘前ではなく西寄りの場所。
どうやら観光客が多すぎて、お掘前の道路は歩行者のみになり、車やTukTukの乗降場所は移動したようです。
&予想してたけど20年前と比べて朝日を見に来る観光客の多いこと!
これじゃ水面に映るアンコールワットの撮影ポイント(左側のプール)を確保するのは無理そうだなぁ~、と半分あきらめながら進んでいくと、朝日を見るすべての観光客がそのエリアを目指しているわけでもないようで、なんとか一番前を確保できました。
ただしプールから5mほど手前に高いネットの柵(150cmくらい)が設けられており(混雑による転落防止?)、スゲー邪魔なんですケド。
まあ三脚がギリギリ超えているのでなんとか撮れそうだけど、プールから5mも離れているとヨユーで水面が見切れてしまう(手前に地面が入ってしまう)のでちょっとがっかり。
ベストな場所を確保するなら更に20~30分早く行く必要がありそうだけど、それでもフェンスが手前にあるので見切れちゃう感じ。
我が家の後もどんどん観光客が集まってきて、左側のプールもワイワイ状態です。
ということで、朝焼けアンコールワット~♪
雲がまだらでいい感じの写真が撮れたかな?
あと1mくらい高い位置、もしくは3mくらい手前からなら良かったのになー。
アンコール・ワットはスーリヤヴァルマン2世(Suryavarman II : 在位 1113–1150年)によって30年の歳月をかけて建設されたものの、一部は未完成のままとなった。
また、アンコール・ワットはこれまでクメール(アンコール)王朝で主流だったシヴァ派に代わり、ヴィシュヌ派の寺院として創設された。
なお、1431年頃にアンコール王朝が放棄されたが、カンボジア国王、アンチェン1世は1546年から1564年の間に未完成であった第一回廊北面とその付近に彫刻を施し、孫のソター王は仏教寺院へと改修した。
ということで境内へ。
さらっと十字回廊を見回してから、気になっていた第3回廊へ。
なるほどー、昔はどこからでも登れたのに、回廊の裏(東側)に備え付けられた階段からしか登れないようになっていました。
まあ、これだけ増えた観光客の安全面(急で狭くて足元が不安定な階段からの滑落)を考えての対策なんだろうけど。
また、常識外れな振る舞いをする観光客から遺跡を守るための対策なんだろうか、回廊の外側は立入禁止の柵が設けられていました。
回廊の外側は眺めがいいのになー。
まあ、それでも第3回廊は十分見どころたっぷりなんだけど。
最後に第1回廊のレリーフを速足でさらっと。
帰り際、右側のプールがにぎわっていたので(右側にはネットなどの柵がない)行ってみると、みんなプールを背に記念撮影。
なるほどー、そういうポイントね。
ということで我が家も1枚。
そして一番驚いたのは帰りの順路。
「お帰りはこちら」と指示されたルートはお掘にかかった浮橋。
といういことで20年ぶりのアンコールワット。
Sopheapに「朝日みたら帰って来るね」みたいなことを伝えておいたのに、気づいたら3時間。
第3回廊の階段を含め、危なそうな段差にはすべて階段が取り付けられていたり、立入禁止の柵や看板がいたるところに設置されていたり、そぐわない浮橋がかかっていたり、老若男女誰が訪れても安全、安心に観光できるための対策ってことで納得できる部分もあるけれど、なんだか100%のアンコールワットを感じることができないようで、ちょっと寂し感じもありました。
それでもやっぱり3時間ぐらいじゃ時間が足りないよなー。。。
そのうち、1日まるごとアンコールワットだけに時間を充ててもいいなー。