自分の感覚では、他人の家に泊まりに来るようなツーリストは往々にして旅慣れていて、交通手段とかアドバイスさえすればあとは勝手に東京観光に行ってくるものだと思っていたのですが、どうも最近、そうでないケースもあることに気付きました。

前々回のスペイン人カップルからは「日光、一緒に行く?」と誘われたし、前回のドイツ人カップルからは、あらかじめ「安く着物を買える場所を探したいので、日曜日に時間はありますか?」とメールで依頼されたので、日曜日に観光がてら、着物ショッピングに付き合うことにしました。

それにしても、なんで自分と一緒に行きたがるんだろう・・・・?
(最初の3組は、自分たちだけで東京観光楽しんでいたのに・・・。)

って考えていくうちに、それは の理念

「宿を提供するだけでなく、相互理解を進めたり、世界の人と友人になる」

であるからなんだろうな~と、改めて感じるようになりました。

物価は高いから泊りたいとか、英語で旅行の相談できるから泊まりたい、だけでなく

「日本の生活に興味がある」
「日本人とより深く付き合いたい」

という思いで我が家に泊まりにくる、ということなんだろうね。

ま、その理念も十分理解できるけど、今はゲストが2週間に1回くらい泊まりに来るペース。2~3ヵ月に1回とかだったらいいけど、さすがに今のペースでは彼らのニーズ(観光案内役)に付き合うのは厳しいよなぁ・・・・。

 

という新たな悩み(ま、たいした悩みではないけど)を抱え始めたころ、

「私も今年になってから夫婦でCSのホストを大阪で経験しており、お互いのホストの苦労話や情報交換ができると嬉しいです。」

といった旨のリクエストメールをいただきました。

おおっ~、日本人からのリクエスト。しかも、いろいろ話を聞けそう!と思って、お招きいたしました。

Couch Surfing
黒田さん from 大阪 (6組目!)

黒田さんは、土曜日に都内で開かれるプログラム開発関係のカンファレンスに参加するために、東京に出張してきたようです。

早速、黒田さんのホスト生活を伺うと、大阪のなんばまで比較的近い立地であるにも関わらず、ご夫婦でいろいろ案内されており、かつ、家で夕食を提供したり、ゲストもギター演奏してくれるなど、かなり異文化交流が弾んでいるようです。

それに対して我が家は、ゲスト自身で東京観光できるようなお手伝い(ルートマップの作製)や、ゲスト自身が次のゲストのために残す旅情報ノートを作ったことを伝えると、かなり感心してくれました。

まあ、お互い、ゲストをどうお迎えするかという点については、いろいろ試行錯誤しているようです。(答えなんてのもないけどね)

 

「我が家に泊まりにきたゲストで、東京のあと大阪に向かうようだったら(かつ礼儀正しそうだったら)、黒田さん宅をお勧めしますね」
「我が家が大阪に行くことはあまりなさそうだけど、黒田さんがまた東京に来ることがあったらぜひ、泊まりに来てくださいね(奥さまも!)」

なんて会話をしながらお別れしましたが、黒田さんとは今後もCSを通じて連絡取り合う仲になりそうです。

 

あと、CSの苦労話をしている中で、自分も黒田さんも「ホストを続けていく上で一番重要なこと」については全く共通の認識をしていたのですが、

 

それは言うまでもなく

 

家族(ヨメさん)の協力。
(わかりやすいっ!)

 

お互い、ヨメさんを大事にしていきましょうね(笑)

 

さてさて、今回6組目のゲストでしたが、日本語が通じるし、日本人同士のあうんの呼吸というか、あまり構える必要がなかったので、(もちろん観光案内なんて必要なかったし)ホストとしてはかなり楽でした(笑)

来週(これで3週連続!)はフランス人カップルです。

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